二世帯住宅のすすめ>計画する前に確認することとは?

計画する前に確認することとは?


二世帯住宅 入居予定の方とまわりの方との最終合意はとれましたか?


二世帯住宅には、世帯の違う方が生活することになりますので、両者が納得したうえで建築にかかることが重要です。

二世帯住宅の建物を計画する際に、親の世帯もしくは子の世帯のいずれかから提案なりあったと思います。

親としては、老後のことが心配で子供の世帯と同居したいとか、家業がある方であれば、後継者になってほしくて、などの理由が考えられます。

子の世帯としては、新築したいけど土地から購入となると実現が厳しい、とか、孫の面倒を見てもらえる、などの理由があるかもしれません。

お互いにメリットを考えてそれらがかみ合って、進んでいくことになります。


ここで、気を付けたいことがあります。point


子の世帯に、兄弟姉妹がいる時のことです。一般的に同居する親の実子の兄弟姉妹についてですが、みんなの了解が得られているかどうかが後々大きな問題になります。


相続の話になった時に、経験上まずもめます。この時点で、親の面倒を誰が見るかを決めておく必要があると思います。


現代は、長男が後を継がないと・・・というような風潮は少なくなってきていますので、そのことに関してはさほど気にすることはないのですが、兄弟姉妹間の同意を得て、意思疎通を図っておいたうえでことを進めたほうがスムーズに進められます。

もう一つ大事なことがあります。前述の内容に多少関連しますが、建築費およびその諸経費や、完成後のランニングコストを対等にするべきであるということです。

完成時、および親が存命な時には、かかる費用を対等に支払うことが大切です。親に面倒ばかり見てもらっていると兄弟姉妹からの不満がいつか爆発します。兄弟姉妹の配偶者から不満が出ることも多々あります。

子の世帯としては、親の面倒を見てあげているのだから、という気持ちがあるかもしれませんが、外部からはしっかり監視されています。

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こういう先のことも考慮したうえで二世帯住宅の計画は、設計士またはハウスメーカーに依頼すべきと考えます。